<プロフィール>

植村寿美子 神奈川県横浜市在住

夫、娘2人の4人家族。
2011年、フルタイム勤務の慌ただしい日常から抜け出すべく
整理収納アドバイザーの資格を取得。その後退職・転勤・転居を経て2017年整理収納アドバイザーとして活動を始める。子どもがいてもすっきり楽しく楽に暮らす・自分の家が一番好きと思える家づくりをモットーに自宅でのセミナー・お客様宅での収納サポートを中心に活動。

また同じような志を持つメンバーで「片付け=楽しい!」を普及するべく”湘南お片付け倶楽部”としてセミナーを中心に活動中。

住宅収納スペシャリストとの出会い(取得した動機)

大好きなリビングとキッチン。楽にキレイに!を
目標にしたリビングはリノベーション前に
完全にモノを把握し、プランニングすることで
収納目的での置き家具ゼロのリビングを可能にしました。

結婚後しばらくの賃貸住宅を経て、中古マンションを購入・リノベーションをしました。その時に担当して下さったインテリアコーディネーターの方とはインテリアの好みも合い、とても素敵な方でしたが、収納の知識に関してはあまりなく、又、私自身も整理収納アドバイザーの資格を取得したものの、何もないゼロの空間から収納を組み立てるという初めての経験に戸惑ってしまい、暮らしにくさを感じる住まいになってしまいました。
その後、転勤により引越をし、再度中古マンションを購入・リノベーションの機会を得ました。整理収納アドバイザーとして仕事をしていた訳ではないものの、自宅と自分の家族を通してモノ・人・空間と向き合うこと7年。二度目だったこともあり、自分自身でプランニングをすると決めて施工のみお願いしました。
とことん向き合った結果のリノベーションは大成功。

造作家具も自分で全てプランニング。持ち物に合わせて
高さを決めました。リノベーションでは事前のモノと
動線の把握が成功のカギを握ります。

引越作業が楽なことはもちろん住み心地がとてもよく、モノや空間に合わせて暮らすのではなく、モノや空間に合わせてもらうことの重要さを感じました。
これらの経験からモノや自分、家族の癖を考えてゼロから収納を作ることで暮らしやすさは作れる!と実感。
そしてこの心地よさをもっと皆さんに感じてほしいと強く思い、先に資格を取得していたアドバイザー仲間から、体系的に空間づくり・家づくりについて学べる<住宅収納スペシャリスト資格>を奨められ、後押しされて取得しました。

住宅収納スペシャリストを受けて変わったこと

カゴが並ぶサニタリーがいいと憧れを
詰め込んだ造作サニタリー。
面倒くさがりの私のために、戻しやす
さを重視して棚の間隔を広くした
ことで、出し入れがしやすく快適。

元々片付けが苦手だった私は面倒くさがりでズボラな自分の性格が起因して片付けができないのだとずっと思い込んできました。整理収納を学び、片づけられない原因は環境(収納方法やスペース、モノの量)にも起因すること、自分に合った収納を作り出すことで楽に暮らせる方法を住宅収納スペシャリストを通して学びました。

暮らしやすさは収納によって作ることができると実感できたので、モノの量・使う人の癖を理解してのonly one。人を主体とした収納計画をと考えるだけでワクワクします。私の様に片づけられず自分を責める人・新しいお家に胸を弾ませていたのに片付かない現状にがっかりしてしまう方も多いはず。そんな方を笑顔にしていきたい!とより強く思います。

今後の展開(夢)

お家は癒しであり、エネルギーチャージができる大切な場所。そうできるかどうかは「整理収納」という基盤づくりが必須だと感じています。そんな基盤づくりのお手伝いができるアドバイザーの仕事を素晴らしいと感じます。もちろん後から基盤を整えることも可能ですが、簡単なのはゼロからのスタート!たくさんの夢と時間とお金をかける新居が素晴らしいものになるように一歩進んだアドバイスをお客様にプレゼントできたらと願います。
今後も「自分のお家が一番ホッとする」と思う方をおひとりでも増やしていけるよう、「心地よさは収納で作れる」ということを実感してもらえる家づくりのお手伝いができるよう活動していきたいと考えています。

「全国の住スペ紹介」Vol.11、いかがでしたでしょうか。

中古マンションを購入してリノベーションする経験を2回されている植村寿美子さん。収納計画を考えられなかった家と、とことん考えた家の暮らしやすさの違いを体験したことが今のお仕事に活かされていますね。
住む人の性格や習慣を考えた住まいはこんなに使い勝手がいい!ということを、みなさんへ伝えたいと、積極的に発信。「おうちの収納.com」にて、住宅収納スペシャリストとしてイラスト入りで紹介されている記事も楽しいです。https://uchishu.com/learn/comic_essay/comic_essay06/